288Aを200B風に改造する

1999年式の288A


288Aと286Aは、使用されるパーツに共通部品が多いですね。286Aを200B風にカスタマイズされている方の方法を読んでみると、パーツの交換だけで200B風になっています

というわけで、288Aも丸いグローブにできるのではないかと勝手に思い込んでしまいました。この時点で、バーナーチューブの本数ぐらいの違いだろうと思っていたのです

丸いグローブにするため、以下のパーツを購入しました

231A3111 スプリングクリップ
200B4301 フレームボトム・ボルト一式
286-1151 ヒートシールド (遮熱板)
5010000698 ベンチレーター一式 (ブラック)ベイルなし
5010000201 ベイルハンドル
200-1511 ノブ一式

今回の改造とは関係ありませんが、ついでに購入しました

288A6571 バルブ一式
288B5291 カラー

大きな見落とし


待ちに待ったパーツが届き、いざ、組み付けを行ってみると、大きな見落としに気づきました

何かというと、バルブアッシがフォントの中心から突きだしています。つまり、200B用のフレームボトムのバルブアッシの取付位置と一致しないのです

で、286Aのフォント部分の写真をWebで探して見てみると、286Aの場合は、バルブアッシが中心よりずれて突きだしています。つまり、286Aと288Aは、フォントの形状が異なったのです

丸いグローブが夢に


288Aのフレームボトムは、286Aと共通ですが、四角い穴が2箇所開いています。まさに、これが落とし穴だったのです。中心の四角い穴は288Aのときに使用し、中心よりずれた四角い穴は286Aのときに使用するようになっています

これに気づき、今度は改めて、286Aのヒートシールド(286-1151)と288Aのヒートシールド(288-1151)をWebから探して見比べてみると、切り込みの位置が明らかに異なります

このままでは、丸いグローブが夢に終わってしまう...ということで、200B用フレームボトムを加工することにしました。ヒートシールドは、改めて286Aのものを購入しようとしたのですが、メーカ在庫切れで入荷のめどは無しという状態でした。なので、ヒートシールドもあわせて加工することにしました

努力の後


加工後の200B用のフレームボトムです

東急ハンズで購入した金属用のヤスリで、いやぁ~な音を立てながら、1時間ほどかけて削り取りました

ヒートシールドも削りましたが、こちらは、材質が柔らかく薄いため、金属用はさみで粗方切り取ってから、金属用ヤスリで形を整えるだけで済みました

組み付けたが


これで、ようやく組み付けることができるようになりました

丸いグローブっていいですね。レトロ感が何とも言えない味わいです

でも、何となく、落ち着かないように見えてしまいます。おそらくは、ノブの金色が原因でしょう

やはり、ここは一つ、鍍金か。ということで、以下のパーツに鍍金を施すことにしました

  • ベイルハンドル
  • ノブの金属部分
  • フレームボトム
  • カラー
  • フォント
  • 燃料キャップ

鍍金は福岡メッキ技研工業株式会社さんにお願いしました。

磨き上げる


鍍金するなら、錆を取らなければということで、今回、購入したパーツ以外の錆取りを実施しました

錆取りには、花咲かGタンククリーナーを使用しました。噂に違わぬ効果を発揮してくれました。バーナーチューブは燃焼により黒ずんでいたのですが、真鍮の輝きを取り戻したように思います

金属パーツがあまりにも美しくなったので、うれしくなり、さらにピカールで磨いてしまいました

美しい仕上がり


磨き上げたパーツと鍍金加工から戻ってきたパーツを組み付けました

残念なことに、カラーは2種類の金属(カラー本体の板状の金属とそれを丸めて止めている鋲の金属)により構成されているため、鍍金を施せなかったことです

とはいえ、組み付け後の美しい仕上がりに大変満足しています

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